平成23年(2011年)10月8日 土曜日
大正ロマンの面影を残す、四郷郷土資料館。
この前庭で第26回星空コンサートが開催されました。

今年は二胡奏者の梁天任(りょう・てんにん)さんを迎え、哀愁漂う弦の響を楽しませていただきました。


主催:星空コンサート実行委員会
後援:四郷郷土資料保存会(旧昭友会)
応援:四郷まちづくり協議会 文化部
入場者数:約220名


第1回の開催から25周年を迎えた第26回のコンサートは、雲ひとつ無い秋晴れの土曜日の開催となりました。
辺りが暗くなり始めた頃からお客さんが集まり始め、開始5分前には右の写真用にはもう真っ暗でした。

今回出演いただいた梁さんは、四日市でも二胡の教室をされていてたくさんの生徒さんがいらっしゃるようで、そのせいか実にたくさんのお客さんに来場いただくこととなりました。

今回230脚のイスを準備しましたが、空席はわずかでスタッフは立ち見状態でした。



梁さんが主宰するアンサンブルグループ「エム二胡」には30名ほどの方がいらっしゃるようで、そのなかからこの日は5名の方に出演いただき、人気の高いスタジオジブリの映画「となりのトトロ」から2曲を演奏されました。

演奏スタイルは主にDTM等による伴奏に合わせての二胡演奏でしたが、無伴奏での演奏もあり、秋の澄んだ空気の中、秋の虫の声と共に響く二胡の音色はとても哀愁があって、大正ロマンの佇まいの資料館ととてもマッチし、心に静かに染み入ってくるような音楽でした。

「赤とんぼ」「もみじ」「里の秋」「ふるさと」などの日本の歌を次々に演奏され、会場のあちらこちらからは歌声も聴こえ、“静かな合唱”のようでした。

コンサートでは二胡だけでなくアコーディオンの演奏でも楽しませていただきました。
ブラームスの「ハンガリー舞曲」第5番やモンティの「チャールダシュ」など会場の皆さんの手拍子でとても盛り上がりました。
ハンガリー舞曲は緩急のある曲で、アップテンポから急にゆっくりになる部分では、あわせられない客席にいたづらっぽい目線を送って笑いが起きたりしていました。



最後になりましたが、ご協力頂きました四郷郷土資料保存会のみなさま、四郷まちづくり協議会 文化部のみなさま、お蔭様で無事コンサートを終えることが出来ました。
不手際な点も多々あったかと思いますが、夜遅くまでご協力頂き本当にありがとうございました。
星空コンサート実行委員会 委員長